結婚式が盛り上がるシーンと言えば余興タイムでしょう。新郎新婦はもちろんのこと、ゲストまで楽しめるひとつの目玉となる時です。ところがそんな大事な余興を考える役目を担った際に失敗した経験があります。しかもひとつの結婚式でふたつの失敗ですから、忘れたくても忘れることができません。
ひとつめの失敗は新郎の友人が満を持して行ったマジックです。マジックと言えば驚きを楽しめるエンターテイメントでもあり、結婚式の余興にも打ってつけでしょう。参加者みんなに楽しんでもらえれば最高です。
しかしながらマジックをするといっても友人はプロではありません。趣味が高じてそれなりにやっていただけであり、プロのような演出を期待してはいけません。とは言え見る人はある程度の期待感を持つわけですし、私自身も頼むという気持ちでした。
当日は散々たるものでした。そもそも本番を迎えた時にとても嫌な予感がしていました。直前まで練習をしていたわけですが、緊張で手が震えてしまって問題なくできるのか不安で仕方なかったです。そんな中迎えた本番はとにかく酷かったです。ネタが見えるわ、段取りを間違えるわで盛り下がっている様子を如実に感じていました。当人が一番辛かったかもしれませんが、私もゴーサインを出したわけですから責任がありましたし、顔が紅潮しているのは自分でも良く分かりました。
マジックは失敗に終わったわけですが、どちらかと言えばもうひとつの方が酷かったかもしれません。それは余興でお馴染みのダンスです。先に言っておくと誰もダンスの経験などありませんでした。色々相談をした結果、軽いノリでやってみようということになった程度のものです。
もちろんそれなりに練習をしました。今となっては悲しいですが、私も当事者として参加しましたから練習も実際に行っています。ただ、プロに教わったわけでもなく、ネットで動画を観ながら付け焼刃的に練習をしただけです。各自忙しかったために存分に時間を取ることもできず、確実に本番が危ういという状況はありありと感じていました。
そしていざ本番になった時、予想通りにこれがまた酷かったです。誰が悪いというよりも全体的に統一が取れていませんでした。出だしからバラバラなのは即感じましたし、動きもぎこちなかったです。素人がそれなりに練習をしたダンスという雰囲気が思い切り出ており、きっと見ている側も相当に厳しい時間に感じていたのではないかと思いました。当然、新郎新婦もその有様を見ていたわけですが、気が気ではなかったかもしれません。楽しんでくれたというよりも失笑の嵐だったようにも感じ、その時ほど消えてなくなりたいと考えたことはないです。
地獄だったのがこれらがひとつの結婚式で起こったことという点です。まだひとつの失敗なら良かったものの、それがダブルで起こったわけですので悲しく申し訳ない出来事でした。できれば余興は二度と担当したくないと思っています。